高断熱+パッシブデザインでエコで健康な住まいに!

高断熱で家の中がどこも均一な温度の家はヒートショックによるストレスが軽減されて健康改善効果が高くなることがわかっています。季節を問わずに家の中で活動的生活がおくれる事も要因かと思います。
人が持ちうるもっとも重要な財産は健康です。健康を損なえば、医療費もかかり収入も減ります。
なにより健康であればこそ人は楽しく暮らしていけるのです。

北欧のような寒冷地の文化では外界から住環境を切り離す事が基本となっており、窓も小さく南のような方位にもこだわりません。
ですが日本の大部分は四季が豊かな国であり外部環境を取り込んで快適に過ごす事が文化になっています。
そのために逆に日本の家では断熱に関する意識が低かったようです。⇒北欧の人からすると
しかし近年では、その考えを高断熱と組み合わせてエコに快適環境を作る方法が生まれてます。
太陽の光と熱を夏は遮り冬は取り込む工夫。外部から風を取り込みこもった湿度や熱を排気する。「高断熱にする為の断熱材や窓材とその施工方法による閉じる技術」と「光と風を呼び込む開く間取り空間」をあわせ持つものをパッシブデザインと言います。
外部に開いた環境は、広さの演出や視覚的デザイン、快適な空間の演出にも効果的なために窓性能の進化とともに北欧でも最近では窓を大きく取ることが主流になってきています。

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エコに快適温度にするために

下記の概念グラフを見て下さい。グラフの上下方向が温度をあらわし、真ん中の横線の上限と下限にはさまれたエリアが快適温度帯です。横軸は季節で日本の春や秋は外の環境そのものが快適環境です。
外部環境は夏や冬ではグラフの外側のように厳しい温度帯になります。高断熱な家にするとそのグラフがだいぶ緩やかになります。高断熱+パッシブデザインの環境ではさらにグラフは緩やかになり真冬や真夏でも快適温度帯に近づいていきます。
それでまかないきれなかったグリーンの部分を冷暖房で補ってあげるのがパッシブデザインです。
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