一級建築士事務所 オフィス・アースワークス   
 
10 | 03 | 2010
住宅用減震地盤 印刷
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これまで、ローラー支持の免震装置やダンパーを使った制震装置
などが話題にはなってきましたが、私達からするとそれらは
大げさで金額もかかりすぎ、さらにプランや敷地上の制約が大きい
ものでした。

ところが、この減震地盤は原理はいたって簡単なもので費用も
さほどかかりません。
確認申請も建築基準法の範囲内で特に面倒な手続きも必要
ありません。

以前から、昔の家のように束だけで建っている家は地震時には
動くのでそちらのほうが良かったのでは、という話が設計業界には
ありました。

阪神淡路大震災ではそれが証明される事例があったそうです。

被害を受けてない家の中に、動いた形跡がある浅いベタ基礎の家が
あって、どうやらそれで地震のエネルギーを散らしたらしい
という事例報告があったとのことでした。

減震地盤概要で詳しい説明をします。
 
E-ディフェンスによる実験のビデオを転載します。 
実物大伝統木造住宅のモデルを加震した実験です。

耐震壁がほとんどないのですが、束のみで地面に
のっている状態なので、全体が滑ることで地震に耐え
ている様子が見られます。

現在の在来工法においては、コンクリートでできた
基礎と木造の土台が緊結されていることが必須
なので、こういう構造には通常はできません。

こちらは、E-ディフェンスによる別の実験です。
現在の基準法の耐震等級2で建てられた家
ですが、その限界を上回る地震力を加えた
場合の倒壊実験です。

二つの建物に耐震壁の違いはなく、違いは
手前側の建物は、基礎と土台の緊結を甘く
してあります。

現在の建物は「固さ」で耐える構造ですので
計算された外力までは耐えられます。
それを超えた時には当然ながら被害を受けます。

計算された構造ではないのであくまで偶然の
結果ですが、手前の建物は加震の際に足元
が浮いて地震力を逃がしています。
結果として倒壊を免れました。
 
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